３期３日目！

こんにちは！今回初めてこのプロジェクトに参加させていただきました荒谷です。

今日の午前中は漁師さんの所へお邪魔し、採れたてのメカブやわかめの仕分けの作業をしました。生のメカブを見るのは初めてだったので、普段刻まれた状態のものしか見ていない私にははじめメカブだとも分かりませんでした。意外と大きく、茎が硬くてしっかりしているのだなという印象を持ちました。この写真のような状態から道具を使って茎と葉の部分に分ける作業をします。これが意外と難しく、途中で歯が止まってしまいますが、一発で削ぎきれるととっても楽しいです。

その後わかめの仕分けの作業に移りました。ワカメはメカブほど硬くないので手で葉と茎の部分を分けます。これらは全て手作業で行っていくので人手が必要であることは間違いありません。実際収獲の全盛期には人手不足が問題になっていると以前学びました。

漁師さんのご夫婦はとてもきさくで明るい方々で、初めての体験であまり戦力になれないにもかかわらず、優しく迎えて下さいました。お二人にお話を聞いてみると、震災で作業場や船、家を失って苦労されたことや、後継者不足や作業場不足で震災以前の半分ほどしか漁師の方々が戻っていないこと等、震災からまた漁を再開できてよかったと思う一方まだまだ課題があるのだということがよく分かりました。お話をして下さった中でも地元南三陸で取れる魚やワカメ、メカブにとても誇りを持っていらっしゃるのだろうと感じたことが印象的でした。震災後一度は海に出ることをやめようとも考えたそうですが、小さいお孫さんのためにも、また自らの手で採れる魚や海藻のおいしさも忘れられず、再び漁を再開したそうです。辛いことも多々あるとは思いますが明るく活き活きしていらっしゃるのは自分の仕事や地元で採れる魚やワカメ等に誇りをもっているからこそなのだろうなと感じました！私も都会ではなかなか味わうことができない南三陸のメカブやコンブ等魚介の美味しさをもっと広めていき、少しでも力になれたらと思いました！