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南三陸の山と海

慶應義塾・南三陸プロジェクト2016秋季活動 2日目

こんにちは。文学部4年の高橋祐二です。

南三陸プロジェクト2日目は、2つのチームに分かれて活動しました。1つは、慶應義塾大学が所有する「慶應の森」での伐木・遊歩道整備です。もう1つは、我々が宿泊している「ながしず荘」の近くにある牡蠣の加工小屋の壁にペイントする作業です。

慶應の森チームは、まずは山のことを知るために標高472mの釣瓶山に登りました。遊歩道は南三陸プロジェクトが2012年から作り始めたものです。ゆっくり歩いて1時間ほどで山頂にたどり着きました。山頂からはリアス式海岸の志津川湾や紅葉の山々を見渡すことができ、とても美しい眺めでした(#^^#)

山頂までは第一展望台、第二展望台を経由して登ったのですが、その道中何度か朽ちた横木にテープで目印をつける場面がありました。こうした目印をつけることで、次に来たときに補修すべき箇所が分かります。こまめに森の遊歩道を手入れしてこそ、安全に慶應の森の活動を行うことができると改めて思いました。

第一展望台まで降りて昼食を食べた後、いよいよ森の整備・伐木作業に取り掛かりました。作業は安全第一に行われ、学生スタッフの指導を受けながらチームごとに活動しました。木を切る作業は思いのほか大変で、開始30秒で腕がパンパンになるほどでした。しかし、「初めて木を切って楽しかった」「木を倒すときに爽快感がある」といった声も聞かれ、疲労を感じつつもそれぞれ楽しく過ごすことができていたと思います。

森を整備することで、川から海に栄養価の高い水が流れ、ひいては南三陸の漁業に貢献できます。南三陸の漁獲高が増えることで漁業に携わる人の収入が増加し、経済的な面でサポートすることができると思います。山から海、一見遠回りに思えることですが、南三陸のために今後も慶應の学生は活動していきます。

一方、牡蠣の加工小屋のペイントチームは、牡蠣とわかめのイラストを描きました。2人での作業だったため下書きまでで終わってしまったようですが、完成が今から楽しみです…!

初日の作業が終了した後、夕食を食べるまで時間があったので加工小屋に行って牡蠣の養殖についてお話を伺いました。南三陸町の牡蠣は日本で初めてASC認証を受けた、とってもすごい牡蠣なんです。ASC認証とは海の資源を守って獲られた持続可能な養殖による水産物に送られる国際的なラベルです。東日本大震災を経て、ASC認証を受けるまでに復興した南三陸の養殖漁業。その取り組みの素晴らしさと美味しい牡蠣に、感無量な時間を過ごすことができました。

明日は引き続き、慶應の森と加工小屋のペイント作業に加え、慶明丸に水仙を植える作業と海のビジターセンターの内覧会に参加する予定です。のこり半分、まだまだ元気に南三陸を満喫していきますよー!!


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